岡山市東区水門町
岡山市東区水門町の不思議な風景
Twitterでこんな写真を見かけました。
Googleマップより。以前から意識が吸い寄せられている岡山市は水門町。街の名前だけでもハートわしづかまれなのですが、由緒ありげな家屋が詰まった中之島が水門に挟まれているという、その筋の人の武陵桃源といってもいい過ぎでないシーナリィに眩暈がする思い。いつか訪ねてみたいです。 pic.twitter.com/mFTdxzKkim
— 水路さん (@suiro_kun) October 4, 2017
両側を水門に挟まれた小さな中島に家があるという、興味深い風景になっています。この地形は明らかに人工的なものだろうと思い、岡山の地誌について少しググってみました。
岡山の農地は大部分が江戸時代の干拓事業によってできた土地らしく、津田永忠という岡山藩の土木技術者の名前が出てきました。そして、
この水門は千町川大水門というらしく、幸島新田と呼ばれる干拓地にあるようです。津田永忠の業績としては沖新田のほうが有名なようで、幸島新田についての資料が少ないようですが、岡山大学の資料では沖新田の資料に加えて「幸島新田之図」(27番) が紹介されていました。
http://www.lib.okayama-u.ac.jp/ikeda/pdf/h14.pdf
岡山大学図書館蔵の資料はオンラインで閲覧できるようで、干拓地造成当時の絵図を見ることができました。
digioka.libnet.pref.okayama.jp
この図には水門は描かれておらず、詳細はよく分かりません。こちらの論文
https://www.jstage.jst.go.jp/article/journalhs1990/19/0/19_0_99/_pdf/-char/en
の引用である「幸島村史」が気になるところ。
動画
柿食えば…
柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺
という句は、正岡子規が法隆寺を訪れたあと茶屋で柿を食べていたところ、鐘の音が聞こえてきた情景を詠んだものだそうです。
当然柿を食べることと鐘の音には相関関係がないので、
https://twitter.com/yutannihilation/status/914293906350661632
疑似相関ということになります。
疑似相関といえばこんなサイトがあるそうで…
http://tylervigen.com/spurious-correlations
相関関係もそうですし、相関関係から因果関係を導くのも注意が必要ですね